冬の時期になると欠かせないのが加湿器ですよね。
空気の乾燥を防ぎ、風邪の予防にもなるので欠かせないという人が多いでしょう。
加湿器の臭いはハイターでとれるのでしょうか?
ここでは加湿器とハイターについて解説をしていきます。
加湿器の臭いはハイターでとれる?加湿器の臭いをとる方法を解説!
加湿器の臭いですがハイターでとれるのでしょうか?
結論から言えばとることはできます。
ハイターは次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする塩素系の漂白剤です。
この塩素系の漂白剤は加湿器に限らず、様々な漂白が可能であり、
カビ防止や臭いをとることができます。
加湿器の臭いの原因ですが、それは主にはカビです。
加湿器は水を使う製品ですのでどうしても湿気がたまりやすいです。
そしてその状態で何も手入れをしないとカビが発生して、臭いが出てしまいます。
カビや臭いがある状態で加湿器を使っていると衛生面も気になりますよね。
そんな加湿器のカビですがハイターを使えば綺麗にとることができます。
ただ同じハイターでも実は掃除用途によって使い分けるハイターを使い分ける必要があります。
それは塩素系漂白剤であるハイターと、酸素系漂白剤であるワイドハイターです。
では詳しく解説をしていきます。
加湿器の本体の掃除の場合は塩素系漂白剤であるハイターを使います。
使い方は簡単であり、加湿器の給水ボトルなどカビが生えやすい場所に、
ハイターを塗りつけます。
粉末のハイターの場合は水を少量入れてペースト状にして塗りつけるのもいいでしょう。
その際素手でハイターに触ると手荒れを起こす可能性がありますので、
歯ブラシなどを使ってハイターを塗るようにしましょう。
そしてそのまま放置しているとだんだんとカビが浮いてきますので、
あとは水で流して終わりです。
水でハイターを流した後にすぐに使うとまだハイターが残っている可能性があるので、
しっかり乾かしてから使うようにしましょう。
続いて加湿器のフィルターの掃除です。
加湿器のフィルターはゴミや湿気がたまりやすくカビも生えやすいです。
この箇所ですが、上記の塩素系漂白剤であるハイターではなく、
酸素系漂白剤であるワイドハイターを使うようにしましょう。
使い方としては、加湿器のフィルターを外したら、
水に溶かしたワイドハイターの液に2時間ほど浸けておくようにしましょう。
浸け置き洗いが終わったら水でワイドハイターをしっかり洗い流し、
乾燥させたら掃除完了です。
これで加湿器のフィルターは清潔に保つことができます。
どちらのハイターを使う際にも匂いが発生しますので、
しっかり換気をした状態で使うようにしましょう。
またハイターなどの塩素系漂白剤は俗にいう「まぜるな危険」の薬剤です。
塩酸や酢、酸性の薬剤など酸性の強い薬剤と混ぜると有毒なガスが発生しますので、
絶対に混ぜないようにしてください。
しっかり用法用量を守って加湿器の掃除にハイターを使ってくださいね。
加湿器の水にハイターを入れるのは危険?
このようにハイターは殺菌効果が高いので、
もしかしたら加湿器の水に加湿器を入れてしまって起動させれば、
空間除菌もできるのではないかと思いますよね。
結論から言えば、加湿器の水にハイターを入れるのは絶対にダメです。
そしてその状態で起動させるのも絶対にダメです。
ではその理由について解説をしていきます。
確かに加湿器の水に除菌剤を入れて起動させることによって、
空間除菌をする薬剤もあります。
しかし、そのような薬剤で使われているのは「次亜塩素酸水」です。
ハイターの主成分は「次亜塩素酸ナトリウム」であり似ているようですが、
この二つは全く違います。
次亜塩素酸水の場合は、中性から弱酸性の成分であり、
基本的には人体には無害となっています。
そして肌についても安全ですので取扱いも楽ですね。
しかし次亜塩素酸ナトリウムの場合は全く異なります。
次亜塩素酸ナトリウムは強いアルカリ性の成分であり、
漂白作用がある分、直接触ったり、吸い込んだりすると体に害があります。
次亜塩素酸ナトリウムの殺菌効果は、次亜塩素酸水の80倍とも言われています。
そんな次亜塩素酸ナトリウムを加湿器に入れて空気中に散布して、
吸い込んでしまったら呼吸器系の異常を来たす可能性があります。
また目に入ったら失明の恐れもあります。
特に小さいお子様であったりペットがいる家庭では絶対にしてはいけません。
ハイターは強力な漂白剤ですが、
それは裏を返せばとても強い成分のある薬剤ということを覚えておきましょう。
ハイターを使う際にはしっかり説明を読んだ上で正しく使い、
加湿器を使って除菌をしたい場合は専用のものを使うようにしてくださいね。
加湿器の臭いはハイターでとれる?水にハイターを入れるのは危険?のまとめ
加湿器の臭いはハイターで取れるかについてはおわかりいただけたでしょうか?
加湿器の臭いの原因はカビであり、ハイターを使えばとることができます。
しかし、同じハイターでも塩素系、酸素系などがあり、
うまく使い分けるようにしましょう。
また加湿器の水にハイターを入れるのは絶対にやめましょう。
ハイターを使う際にはしっかり用法用量を守って安全に使ってくださいね。