梅雨の時期に欠かせないものといえば除湿機ですよね。
ただ一口に除湿機と言っても実は、コンプレッサー式やデシカント式、ハイブリッド式など、
種類があるのをご存知でしょうか？
でもこれらの種類を知っていたところでどの除湿機を選べばいいかわからないですよね。
除湿機はコンプレッサー式デシカント式ハイブリッド式 どれを選べばいい？
除湿機ですが、コンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式、
どれを選べばいいのでしょうか？
結論から言えば、使う人の用途によります。
では除湿機のそれぞれの種類についてメリットデメリットも合わせて解説をしたいと思います。
・コンプレッサー式
除湿機の中で最も一般的なものがコンプレッサー式となります。
コンプレッサー式の除湿は言ってしまえば、エアコンの除湿機能と同じになります。
室内の湿気の溜まった空気を吸い込み、それをコンプレッサーにかけて、温度を冷やします。
そうすることで、空気中の水蒸気が水滴となり、乾いた空気を排出することで除湿を行います。
コンプレッサー式のメリットとしては、消費電力が少ないことが挙げられます。
また電力を消費せずに熱を持ちにくいことから、夏場にも安定して作動させることができます。
一方デメリットとしては、冬場の除湿には不向きという点があります。
またコンプレッサーが内蔵されているため、本体が重いほか、作動中にも大きな音がします。
・デシカント式
続いて紹介をするのがデシカント式です。
デシカント式は除湿機内部にゼオライトと呼ばれる乾燥剤を使って除湿を行います。
除湿機内部にゼオライトのフィルターを設置することで、
湿気を含んだ空気を取り込むとそこで水分を吸着することができます。
そして吸着したヒーターは内部のヒーターで暖められたあと、
熱交換器によって冷やされ、水としてタンク内に溜まっていきます。
デシカント式のメリットとしては、冬場にも強いことが挙げられます。
またコンプレッサーがないので軽量でコンパクトでデザイン性が高いものが多いです。
パーソナル除湿機にはこのデシカント式が使われていることが多いですね。
一方デメリットとしては、内部で熱交換器やヒーターを使用しているので、
電気代が高くなってしまいます。
またヒーターを使うことで部屋の温度を上げてしまうので、
夏場にはさらに暑く感じてしまうこともあります。
・ハイブリッド式
最後に紹介をするのがハイブリッド式です。
ハイブリッド式の特徴としては上記のコンプレッサー式と、
デシカント式の良いところを合わせているものになります。
両方の装置が取り込まれているので、夏場には向いているコンプレッサー式を、
冬場には向いているデシカント式を用いるので、
1年を通して安定した除湿を行うことができます。
メリットとしては、もちろん良いとこどりの除湿機であるため、使う季節を問わない。
また使わない時にはヒーターを切ることで省エネにもなります。
ただ、デメリットとしては良いとこ取りの設計のために、
本体の価格が高いことが挙げられます。
またサイズも大きくなっています。
このように除湿機には様々な種類があります。
現在のトレンドとしてはハイブリッド式が人気となってしますが、
やはり価格が高く、サイズも大きいため、コンプレッサー式もデシカント式も、
変わらず人気があります。
家電屋さんでも説明をしてくれますし、自分の使い方に合ったものを選んでみてくださいね。
除湿機の電気代を比較！
除湿機はコンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式で電気代は変わりますが、
実際どのくらい違うのでしょうか？
続いて、除湿機ごとに電気代を比較してみます。
ただ除湿機ごとのメーカーや規格によって電気代は異なりますので、
あくまでも目安程度に認識しておいてください。
除湿機ですが1日6時間ほど使うとした場合ですが、
コンプレッサー式の場合は、1ヶ月で900円ほどになります。
デシカント式の場合は同様の条件の場合、1ヶ月で2200円ほどです。
そして、ハイブリッド式なら1ヶ月で1500円ほどとなっています。
こう見ると結構電気代にも差が出てきますね。
コンプレッサー式とデシカント式で1年使い続けると、電気代だけで1万円以上差が付きます。
またハイブリッド式でも、デシカント式よりは安いので、
使い続けているうちに家電自体の値段の元を取ることもできます。
除湿機に限らずエアコンや冷蔵庫でも本体の値段の他にも、
ランニングコストは考えなければなりません。
本体が安い＝お得！ということではないので、電気代も考慮して、
お好きな除湿機を買うようにしてくださいね。
除湿機はコンプレッサー式デシカント式ハイブリッド式 どれを選べばいい？のまとめ
掃除機ですが、コンプレッサー式とデシカント式、
そしてハイブリッド式でそれぞれ特徴があります。
メリットデメリットもそれぞれありますので、
自分の考えや環境に合わせてお好きなものを選ぶようにしましょう。
また除湿機を買う際には、本体の価格と同様にランニングコストも考える必要があります。
ぜひ総合的に考えて自分のお気に入りの除湿機を選ぶようにしてくださいね。